股関節に起こる様々な症状

股関節の痛みは、変形性股関節症でおこるものが多く、その原因のほとんどが先天性股関節脱臼や先天性臼蓋形成不全によるものです。

また、サッカーやなど、股関節を酷使する(オーバーユースによる)スポーツの障害や関節唇による挟み込み(インピンジメント)などでも起こります。

ここでは、変形性股関節症による症状についての説明です。

症状

  • 太ももや臀部(お尻)に鈍痛(重いような鈍いような痛み)を感じる。【初期】
  • 股関節が痛いというよりかは、回りの筋肉や神経が痛んでいる感じがする。【初期】
  • 動き始めたとき、足の付け根に痛みが走り、少し動いていると痛くなくなる。【中期】
  • 股関節を動かしているとずっと痛み、例えば、歩いているとどんどん痛くなってくる。【中後期】
  • 動かさないで、じっとしていても痛む。【後期】
  • 動かすと、“ゴリゴリ”といった関節がこすれる音がする。【後期】

症状の解説

1.初期
臼蓋形成不全などで、股関節に症状があらわれるとき、初期の状態では臀部や大腿部(太もも)に重苦しさや鈍い痛みを感じます。

2.中期
状態が少し進行してしまうと、今度は股関節に痛みを感じるようになります。 ですがその痛み方は特徴的で、始動痛(しどうつう)と言って、動き始めに痛みを感じるようになります。少し動いているとその痛みは消えてしまいます。

また、ある時期は痛みを感じていたのに、その時期を過ぎるとまったく痛みを感じなくなるのも特徴です。ですが、ある一定期間が経つとまたぶり返したように痛みがやってきます。

3.中後期
中期の時は動き始めだけが痛かったのが、この時期になると、こんどは股関節を動かす動作(歩くなど)をしているときはいつも痛みを感じるようになります。これを運動痛といいます。

4.後期
後期になると今度は、じっとしていても痛みを感じるようになります。これを安静時痛といいます。安静時痛がおこるほど関節軟骨がかなり磨り減ってしまっていると、股関節を動かしたときに“ゴリゴリ”といった関節がこすれあう音を感じることも出てきます。